行ってきました「NOODLE WORLD 2012」その1

こんにちは。太陽製麺所です。

さて8月29日〜31日と3日間に渡って開催された、「NOODLE WORLD 2012」。おそらく国内最大の麺の祭典です。例年通り太陽製麺所はブースを出展していませんが、折角ですのでこっそり行って参りました。

というわけで今回は個人的な注目点も含めて、その様子をお伝えしたいと思います。


NOODLE WORLD 2012 入り口
 

「王道品質」か「付加価値」か。熾烈な小麦粉戦争

NOODLE WORLD 2012では、小麦粉からスープ、だし、副菜まで、麺料理を作る工程で必要となる業者さんがとにかくずらり。
開業支援会社も完備されてるので「開業しよっかなー」とふらり立ち寄れば、何をするにも大体の業者さんは揃うという話です。
 

王道品質の大手三社

そんな中でもまず注目したいのはやはり製粉会社さん。
今回も日清製粉をはじめとした各種製粉メーカーさんが多く参加されています。
しかし各社のブースをぶらりと回っていると
 

「今回のうちの粉はいいですよ!」とブースの方の自信がみなぎる日本製粉の
「焔神(えんじん)」
あまり中華麺用粉の新作を作っていなかった我社が満を持して!という昭和産業の
「中華のちから 剛」
「挽き方を従来と変えることで〜」と淡々と説明して下さった日清製粉の内麦粉
「和華」

 
あれ、製粉会社さんのアピールって毎回こんなに強かったっけ、と思うほどの充実具合。
確かに日清製粉さんは一昨年の「傾奇者」去年の「荒武者」と、その都度時流にあった新作や一押し商品を展示していました。
今回の和華も新作ではありませんが、高まる国内産小麦への注目に応えて改良を加えたのでしょう。

しかし日本製粉さんや昭和産業の新作、「焔神」と「剛」に関してはその内容と意気込みが凄い。
性質は弾力、コシ、茹で伸び重視と、どストレートの真っ向勝負。
それは言うなればミスタードナッツにとってのポンデリングのような、「これは今後の我社の看板商品です!」といった空気を如実に漂わせた王道商品。
これは間違いなく勝負に来ている、そう感じずにはいられない力の入れ具合です。
(あくまでも個人的感想です)
 

付加価値姿勢の他社

それに対して大手三社以外の製粉会社さんに並ぶのは、着々と築かれてきたオリジナリティー溢れる商品郡。
 
さぬきブランドの吉原食糧さん。
石臼挽きの柄木田製粉さん。
小麦に負荷をかけない「ゆっくり挽き」という金トビ志賀さん。
 
などなど、国内小麦や挽き方の工夫など、そこにあるのは三者三様の付加価値小麦粉。

大手製粉会社がラインナップを再整備し、メイン小麦を見直したことで見えてきた「王道小麦粉」vs「付加価値小麦粉」という勢力図。
全てのブースで試食したわけではないですが、「大げさに言うけど、どれもそんな変わらないんじゃないの」と思って食べると痛い目に合うから、麺の世界は奥が深い。

TPPに揺れ、視界不明瞭な業界の中で、各種製粉会社さんが知恵を絞りきった故に突入したこの小麦粉新時代。
ますます製麺業にとって、ますます悩ましくも楽しい小麦粉選びが待っているなとしみじみ感じた展示会となりました。

というわけで、思いの外長くなってしまったので、続きは次回。
その2では今回のもう一つの目玉であった「製麺のプロによる新作麺発表会」に触れていきたいと思います。