海遊館から歩いて5分!大阪市港区老舗中華料理「萬集楼」へ行く!

今回の太陽号が行く!は大阪市港区にある「萬集楼」さんへと行って参りました。

太陽製麺所の元のホームページのほうでも取引先としてリンクを張らせていただている、創業61年の老舗中華料理屋さん。昼はランチ、夜は宴会と、中華料理屋の王道を行く老舗とは果たしてどのようなお店なのか。早速見ていきましょう。

創業61年。現在3代目!老舗中華料理屋「萬集楼」の魅力

こちらが大阪市港区、海遊館から歩いて5分、象形文字(?)でお出迎えしてくれる老舗中華料理屋「萬集楼」さんです。よ~く見ると「集」という字の上部分が欠けているのはご愛嬌。お店の歴史を感じさせるいい傷痕です。

そんな象形文字の下を通って店内へ入ると、広がるのはこの光景。

光の差し込む店内は、爽快なほどの広々感。萬集楼さんは入り口に比べて奥行があるため、入ると思いの外広さがあり、おっ、となってしまうこと受けあいです。

しかし確かに広い店内なんですが、生で見てみると実際の床面積以上に広く感じます。その理由は何気ない風景の中に隠された“匠の技”。

左側手前の壁に埋められたガラスはフロストガラス(すりガラスのようなもの)。右側奥に張られた大きなガラスは透過ガラス。左側でウッと詰めておいて、右側でズバッと広がるこのギャップによって生じる立体感こそがお店を広く見せているものの正体なんですね。

しかも特筆すべきは奥の透過ガラスの前に置かれたこのツボと花。単にお洒落な雰囲気を演出するだけではなく、奥のテーブルで食べているお客さんの姿を見えにくくしているというのも大きなポイント。萬集楼さんは“店内丸見え”という肉を切らせて“開放感”という骨を断つのではなく“肉も切らせず骨を断つ”のです。

そんなツボと花をアップで見るとこちら。

ツボも迫力ありますし、花も色鮮やか。紹興酒のカメが置いてあるのも中華料理屋さんさが出てていいですね。しかも何と言ってもガラスに書かれた「萬集楼」。何とも高級感があります。

ちなみに取材の最後の方にマスターに「あのツボ、かなりいいやつですよね」なんてヒソッと聞いたらハハッと笑って「あれめっちゃ安い。運送費のほうが高くついたわ」なんてバッサリ切られてしまいました。雰囲気だけで高級品に見えてしまうなんて、典型的な見る目の無さを露呈してしまった一幕でした。

とまあそろそろ一階部分から離れましょう。実は入ってすぐ左には階段が。

登って行くと、目の前に広がるのは個室がメインの二階部分。中央の通路でこのように区切られ。

左はテーブル、右は座敷です。

左のテーブルもつなげてよし、仕切って善しで使い勝手はいいですし、右の座敷なんて「合わせ鏡?」と錯覚してしまうほど奥行があります。

左のテーブル席の壁の奥にもまだ部屋があり、さらに通路の突き当りにも部屋があるのでその席数は数えるのがしんどいほど。

団体だろうが個人だろうが「こんなに入るの?」というぐらい入れるのは円卓を使う中華料理屋の大きな魅力。「人数多いからお店の候補が少なくて・・・」「この時期どこも一杯だしなぁ」なんて頭を抱える幹事さん達の強い味方です。

では店内を軽く回ったところで早速肝心の料理を注文していきましょう!今回食べた料理はイズイシと僕で計2品。ランチにも目移りしてしまったんですが、一応麺屋ということで麺ものを頼むことに。

まずはイズイシの頼んだこちら。

炸醤麺(中華みそそば)です。ジャージャー麺ですね。つけ麺の次は和えそばが流行る、なんて何かのラーメン雑誌で読みましたが、そんな無理矢理流行らそうとしなくても昔からもう浸透しているのがこのジャージャー麺。

味噌をしっかり絡めていただきます!

ちょっとこのイズイシの麺のすくい方は、味噌をしっかり絡めているとは言い難いですが、こんな風に自分で味の濃さを調節できるのもジャージャー麺の良いところ。

実際食べるとオーソドックスなジャージャー麺ながら、味噌の甘みとひき肉のうま味がシンプルな麺によく合って非常に美味しく、一気に食べきってしまいました、とのこと。イズイシが食べる様子は僕も横目に見ていましたが、確かにやたら食べ終わるのが早かったような気がします。

続いて頼んだ品はこちら。

豆乳坦々麺です。豆乳のほのかに黄色がかった白さと、そこに乗せられたいかにも辛そうな肉みそとのコントラストが綺麗に映える一品。見た瞬間わかるまろやかな味わいです。

さっと混ぜてから麺をすくって、いただきます!

うん。見た目通りまろやかな味わいで美味しいです。

しかしこういった豆乳を使った料理は確かに美味しいは美味しいんですが、どうしても豆乳の味が勝ってしまい、豆乳好き以外の人では次第にそのまろやかさがしつこく感じてきてしまうのもまた事実。

しかしこの豆乳坦々麺は違います。確かに一口目はまろやかで、豆乳の味がきつめにするんですが、食べているうち辛い肉みそがじわじわ溶けてきて、うまく豆乳独特の味と調和し始めるんですね。なので、最終的には豆乳もきつすぎず、かつ肉みそ自体も混じり合って辛過ぎずで実に調和のとれた美味しさ。61年の歴史が自信を持って提供する新メニュー。さすがの一言です。

というわけで今回頼んだ料理はこの二品だけなんですが、前回も言った通りここ「萬集楼」のもう一つの魅力は何と言っても大人数での宴会。

ご覧の通り、人数や値段に幅広く答える各種コースがてんこ盛り。この中でも薬膳火鍋なんかは3代目曰くも自信作で、インターネットでの評判もかなりいいようです。僕もちょっと食べてみたかったのですが、さすがに昼の3時過ぎに伺って予約もなしで「火鍋ください」なんて言ったらぶっ飛ばされると思って頼みませんでした。今度は是非夜に何人かで伺って、注文してみようと思います。

最後になりましたが萬集楼さんの誠実さを表すポイントとして紹介したいのがこのホームページ。上の方に、ホーム、アラカルト・ランチ、クーポンなどが並ぶ中“クチコミ”という項目があるので、気になってクリックしてみると、ずらりと出てくるクチコミが。

へぇ、わざわざクチコミも載せてるんだ。と思いながら目を通してみると、なんと一番上に書いてあるクチコミがこちら。

今回の火鍋コースはお鍋の具材もたくさんの種類があって本当に美味しかったです。前菜や揚げもの三種盛りも美味しく頂きました。
担当してくれた方が、まだ慣れてない感じでしたが、一生懸命説明してくれました。
個室の座敷のテーブルだったのですが、ちょっと鍋が遠く感じましたが、6人だったので仕方なかったかなと思います。 (2010-05-28)

間違いなく萬集楼さんのことを褒めてはいるのですが、若干ネガティブな内容も。確かにこういった意見はお店をより良くするためには非常にありがたく、真摯に受け止めて改善につなげなければなりませんが、それを素直にホームページに載せてしまうあたりはさすがの「萬集楼」。天晴の一言です。

色々三代目さんとも面白い話をさせていただいたんですが、このクチコミなどとも絡めて一番興味深かった台詞はこちら。

「そろそろ壁紙も張り替えんとあかんねん。アンケートに『壁紙の汚れが目立ちます』いうて書いてあったしな」

写真で見てもわかると思いますが、萬集楼さんの壁紙は綺麗なんですよ。確かに汚れてないと言えば汚れているんですが、普通はまったく気にならないレベルだと思います。実際僕とイズイシは「綺麗な内装だなぁ」と以外思っていませんでした。

しかし、マスターのこの言葉にも表れているように、お客さんの言葉を真摯に受け止め、真面目にその一つ一つに対応していくこの素直さこそ、「萬集楼」さんの最大の魅力なのかもしれません。

そんな美味しい料理と誠実な3代目のおられる「萬集楼」。ランチで立ち寄るもよし、海遊館の帰りに行くもよし、会社の宴会を行うもよし、是非皆さんも一度食べに行ってみて下さい。お店の雰囲気や料理に大満足なこと間違いなしと思います。

営業時間は
火~土 11:00~22:00(L.O.21:15)
日 ・祝 11:00~21:00(L.O.20:30)
ランチタイム 11:00~14:00
定休日は月曜日。地下鉄中央線大阪港駅4番出口出て、傘いらずの徒歩3歩です!

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