この安心感は一体・・・?魅惑のお好み焼き屋、大阪なんば「味乃家」さんへ行く!

皆様こんにちは。日中はまだまだ暑いですが、朝と夜はだいぶ涼しくなってきましたね。いかがお過ごしでしょうか。太陽製麺所です。

今回ご紹介するお店はお好み焼き屋さん。そしてその中でのお店選びのテーマはずばり「アットホーム」。味はもちろんプロの味、でも食べる雰囲気は家庭的。お店、人、全てが暖かく、温もり感じるいいお店、その名も「味乃家」さんをご紹介させていただきます!


まずはそんなアットホームなお店に向かう途中の写真がこちら。

場所としてはなんば松竹座の裏手。このぱっと見スナックのような(すみません)看板。これこそが今回の主役、「味乃家」さんです。1964年創業、今年で47年目となり、今お店を切り盛りされているママさんはもう三代目になるそうです。

それでは早速、看板のある建物の前へ。

「なにわの味 味乃家の味 たかがお好み焼 されど深い」
そう書かれた看板の上に吊るされた各メニューの提灯。やたらと大きな「営業中」。

はっきり言ってかなり派手です。ごちゃごちゃしてます。でもそのおかげでお店の場所としては少し奥まった場所にあるにも関わらず、すぐに見つけ出すことが出来ます。暗がりに灯る提灯が、妙に心を惹きつけます。やはりこのような効果重視の外観はさすがの一言。なんばの中心地で47年間商売を続けてこられた貫禄勝ちとしか言いようがないですね。

そしてそんな派手さに引き寄せられるように階段を登って入り口がこちら。

ここで改めて看板を見てみましょう。大きく書かれた「味」と「家」そしてそれを繋ぐ「AJINOYA」の文字。何か感じるものがありませんか?

そう、そもそも古来より「おふくろの味」なんて言葉があるのは、それだけ人の記憶の中で生まれ育った環境(家)と、生まれ育ててくれたその料理(味)が、密接にリンクしているという証拠。そんな二つのキーワードをしっかりと繋ぐ店名「AJINOYA」。いたってシンプルな店名と看板に見えて、実は凄く深い意味を感じてしまいますよね。

さあそんな看板をじっくり眺めた後、お待ちかねの店内へと入っていきましょう。こちらです。

お馴染みの鉄板に暖色系の光が、ささくれだった心を落ち着かせてくれます。もちろん別にささくれてなくても落ち着きます。ちなみに他にもテーブル席やカウンターなどがありますので、座敷が苦手な方でもご安心下さい。

ではここからは料理編。まずはメニューの一部をご覧下さい。

ポップな感じで普通ながらも綺麗で見やすいメニューです。あくまでもこれは一部で、他にも特別メニューのトマトを使った焼きそば、お好み焼きなどありますので、詳しくは「味乃家」さんのHPをご覧下さい。

そこで今回の取材に当たって頼んだメニューは、ミックスお好み焼きにミックス焼きそば、そしてねぎ焼きが一緒になった2人前からのセットメニュー。先ほど言ったトマトのメニューなどを頼もうかとも思ったのですが、やはりここは王道を、ということでのこの選択。もう既にこの段階で迷いすぎて結構グダグダとしてしまっていたので即注文。

「お腹空きましたね」なんて、まるでただ食事に来ているのかのような話をしていると早速ママさんがまずお好み焼きを運んできて下さいました。こちらです。

具が盛りだくさんです。そしてこれを目の前で。

焼いてくれます。なんでも焼いたものを持ってくるのではなくて目の前で焼くというのには、一種のパフォーマンス的な意味があるそうですね。特に「味乃家」さんはなんば松竹座の裏手。観光でこられるお客さんも多いため、この目の前で焼くというスタイルをずっと貫いているそうです。確かに普段からよく食べている人にとっては見慣れた光景かもしれませんが、初めて食べる人からすれば珍しいですもんね。トルコアイスを目の前で入れてもらって「おおー、伸びる伸びる」なんてはしゃいでしまうのと同じようなものかもしれません。ちょっと違うかもしれませんが。

そしてこのお好み焼きを焼いている間に出てきたのがこちら。

そう、焼きそばですね。ご覧の通り上に半熟の目玉焼きが乗っています。それでは早速それを潰して。

いただきます。

いやー、美味しい。何といえばいいんでしょうかね。具材同士のかみ合い方が尋常ではないとでも言うんでしょうか。キャベツのシャキシャキ、海老のプリプリ、麺のモチモチ、それらの食感、味わいをソースの甘味がまとめ上げ、その土台を豚肉の旨味がしっかりと支えてる。しかもそこにまたアクセントとして加わる白身の弾力感と黄身のとろみ。もはやお箸は止まりません。これは美味しいです。

空腹だったこともあり、そんな焼きそばに夢中でがっついていると、次なる刺客がやってきました。こちらです。

ねぎ焼きです。折角綺麗に運んできていただいたのに、切ってから写真を撮ってしまったせいで写りがかなり悪くなってしまいました。もう本当にすいません。

とはいえもう切ってしまったものはしょうがありません。気を取り直して一口食べると。いやこれがまた美味しい。まず僕自身かなり驚いたのがこの生地のプルプル感。しかもたっぷり入ったネギが上手く生地同士を分断しているため、口当たりが凄く軽い、というかもはや楽しいです。そしてそんな口当たりに加えて何といってもこのすじ。圧力鍋でしっかりと煮込んで作るこだわりのすじは、食感は柔らかく先ほどの生地と揃ってプルプル、味はねぎ焼き全体に浸透しておりネギの香りと合わさってこれまた美味しい。「味乃家」さんで1、2を争う人気メニューというだけあってその美味しさに偽りなしです。

そんなこんなで取材にきていることなどすっかり忘れ、「美味しいけどがっつきすぎてお腹一杯になってきちゃいましたね」なんてフヌケたコメントをしている僕達にトドメを刺さんとばかりにママさんがやってきて奴の最後の仕上げをしてくれました。

まずはマヨネーズにマスタードをぐるり。ちなみにマスタードをお好み焼きに塗るのは大阪だけなんだそうですね。知らなかったです。というわけでその上からソースをたっぷりと塗って。

どんと完成です。かつおぶしと青のりはご自由におかけ下さい。

いやー、これはもはや説明不要ではないでしょうか。使い込んだ鉄板、綺麗な焼き目、どろりと垂れたソース。非の打ち所のないお好みですね。口の中に入れた瞬間広がる味も、見た目通り。非の打ち所なしです。でも敢えてポイントを言うとすれば、何といってもこの生地のふわふわ感。もうふわっふわです。何故こんなにもふわふわなのか。そのポイントは3つ。キャベツ多め、オーダーを受けてからの準備、そして焼いているときに押さえつけないこと。だそうです。とはいえ、僕がその3点に気をつけて焼けば同じようなものが出きるのかと言えば、それはどだい無理な話。やはりそこは3代に渡って受け継がれてきた技術と思いのなせるものなのではないでしょうか。

そうして受け継がれるふわふわさと各具材の食感、旨味、そしてこのソースときどきピリッとマスタード。本当に美味しかったです。完敗です。

というわけで以上で大満足の完食となり、今回食べた全てのメニューの紹介が終わりました。最後に、そんな「味乃家」さんの3代目となるママさんに登場していただきましょう。どうぞ。

この写真を撮らせて頂こうとしたときに従業員の方がママさんにこんなことを言われてました。

「化粧直しせんでええんかー」

それに対し、笑顔で答えるママさん。その気兼ねのない会話を聞いたときに僕の中での疑問が氷解しました。その疑問とはそもそも「何故こんなにも『味乃家』さんはアットホームに感じるのか」ということ。味は文句なしのプロの味。店の雰囲気もいいのですが、全体的に綺麗に整えられておりそこまでアットホームかといえばそうでもない。

ではこの感覚はなんなのか。その理由はやはり人。特にママさんの持たれる空気感。まるで小学生の頃、友達の家で日が暮れるまで夢中になって遊んでしまったとき。いざ慌てて帰ろうとするとそこの友達のお母さんに「今日はもう遅くなったからうちで晩ご飯食べて行きなさい」と優しく言ってもらったときのような。そんな気持ちにさせてくれるんですね。

そんなママさんを中心に元気よく働かれている皆様によって成り立つお店。「味乃家」さん。心もお腹も大満足になりました。またよろしければ皆様も行かれてみてください。きっと僕と同じような気持ちになることと思います。本当にありがとうございました。

「味乃家」さんの詳しい場所はこちら↓

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